penguin note

好き!

『Editorial』という作品

好きの気持ち後編をまだ書けてないのに違う記事を出してしまいました(⌒-⌒) 後編書き進めてはいるんですが、なかなか言いたいことがまとまらないのです…

さて、Official髭男dismが8/18に出した、サードフルアルバム「Editorial」。フラゲはできなかったので、発売日当日、布団の中で、イヤホン付けて、LINEミュージックで深夜3時くらいまでかけて全曲通しで聴きました。(本当はCD届くまで待つつもりだったけど我慢できませんでした。)そしてもう、感動が抑えきれなくなって、campusのノート2ページ半使って自分なりの感想を書きました。今日はその内容をもとに書いてみようかなと思います。

 

まず最初に言いたいのは、アルバムとしての完成度がめちゃくちゃ高いということ。全体通して綺麗にまとまってて、髭男の曲が14曲入ってるものというだけでなく、一つの作品って感じがしました。

とにかく曲順が半端なくいいんです!!!まず最初のEditorialでぐっとこのアルバムの世界に引き込まれます。そして次のアポトーシスへの繋ぎがすごく自然で。Editorialが "入場ゲート" で、そのゲートをくぐった先がアポトーシス、という感じ。しっとりと終わってからのI LOVE…。これはぶち上がるしかないじゃないですか??好きです。からのフィラメント→HELLOも…とまあ曲の流れがほんとに良くて、この話だけで一生語れるので、あと一つだけ。Laughter→Universeがめっっっちゃ良い!!どっちもタイアップ曲で全然違うタイプなのに、くっつけてこんなに素敵になるなんて、まったく予想してませんでした。もちろんこの2曲だけじゃなくて、それまでの流れがあってこそだと思います。Laughterの前がBedroom Talkで、近い距離で小声で話しかけているような空気感の曲だったので、単体で聴くよりも奥行きを感じて壮大な雰囲気に聴こえます。そしてその次がUniverse。イントロのピアノのキラキラ感がすごい。輝きが増してた。光を放ってた。イントロが鳴った瞬間、急にぱぁぁっと明るくなって、自然に笑みが溢れました。楽しくなっちゃって、布団の中でにやにやしながら聴いてました。…という具合に、曲順が最高でした。

新曲の話をすると、Travellerに続き今回もメンバーが作った曲があります。フィラメント(ちゃんまつと藤原さんの共作)、みどりの雨避け(ならちゃん作)、Bedroom Talk(大輔作)の3曲。ちなみにフィラメントはちゃんまつが初めて作詞作曲に携わった曲です。フィラメントは藤原さんの色も出てますが、メンバーの曲はそれぞれのカラーでアルバムを彩っていて、幅をもたせ、軽やかにしています。ならちゃんの曲とかもう一瞬で分かります。Travellerの時のとは全然違うんですが、なぜだかすぐにあ〜これならちゃんだわ〜ってなったんですよね。音かな、世界観かなぁ。

前作のTravellerと同じく、最後まで聴くと最初に戻りたくなるようなアルバムでしたが、1枚聴き切るのにTravellerよりもずっとエネルギーを使いました。なんでだろう、全体的に落ち着いているけどずっしりくる所がありました。よく暗いって言われてるの見ますが、私はそれは思いませんでした。ただなんとなく重いというか、聴き終わった時に「めっちゃよかったー!もっかい聴こー!!」よりは、「あぁ…聴いた……けどもっかい聴きたくなってしまっている……どうしよう…」みたいな気持ちになります。どうしようって言いながらも結局は聴くけど、軽い気持ちで2周目には踏み出せないというか。今までと比べると大人っぽいアルバムになっていて、好みは分かれそうだなとは思いましたが、私はとってもとっても好きでした!!何度も言いますが、曲順が本当に素晴らしくって。新曲ももちろん好きなのあったけど、個人的には、既出の曲がアルバム内ではより輝いていたな〜と感じます。「髭男?知ってるよ!Pretenderとかアイラブとか好き!」って感じの人には、まずTravellerをオススメしたいな〜と思いますが、アルバムとしてよく出来てるって思うのはEditorialです。聴き終えたら映画1本見たような気分になれます。

今回は、曲単体の話ではなく、アルバムの全体的な感想を書かせていただきました。本当に素敵なアルバムだ!!! 

 

あ、そういえば藤原さん作の新曲の話してませんでしたね。おふざけは置いておいて、ベンディング・マシーンが本当に心地よいリズムで、

最後に、誰もがツッコみたくなるShowerの歌詞を紹介します。

曇った窓に指をはしらせて 雑な似顔絵を描き合った思い出 などない

ないんか〜〜〜い!!!!!!!!

好きの気持ち(前編)

最初に言っておくと、タイトルに「好きの気持ち」とありますが、恋の話ではありません。恋愛の話はこれっぽっちも出てきません。彼氏いない歴=年齢の私にはそんな話はできません(嘆)

それはおいといて。私は音楽が大好き。なんですが、同じ「音楽が好きな人間」でも、人によって「好き」の仕方には結構な違いがあります。私の友達の話を聞いても、みんな十人十色な「好き」をしています。その中でも、大きく分けると、2種類あると思っています。あるアーティストのことが大好きで大好きで、その人の曲は全て褒めるしその人のことなら全てを応援するというような、一途で、ある種盲目な「好き」。そして、良いと思ったところはもちろん褒めるけど、あんまりだと思うところには結構突っ込んだり、こういうのやめてほしいとか、批判もさらっと言ってしまう、ドライな「好き」。今の私はどっちかと言うと後者です。でも、過去に前者のような「好き」をしていた経験もあります。今日は、そんな私の「好き」の歴史をお話ししてみようと思います。

 

まず言っておきたいのは、あくまでも私個人の話ということです。どっちの「好き」が合うかなんてもちろん人それぞれだし、私とまったく意見が合わない人だっていると思います。こんな考え方の人もいるんだな〜くらいの緩い気持ちで読んで頂けると嬉しいです。

私は、過去に本当にめちゃくちゃ大好きになったアーティストがいて、それこそさっきお話した前者の「好き」のような感じでした。この人達の音楽全部好き!!!この人達の性格も考え方も好き!!!一生着いていく!!!みたいな。俗に言う「推し」への感情です。この状態の時って、もちろんすっごく楽しくて、ちょっとしたことで嬉しくて、感情を揺さぶられて、すごく濃い日々でした。当時はTwitterで専用アカウントを作って、地域や年齢を超えてファンの方々と繋がって語って、事ある毎に騒いで、毎日本当に楽しかったんです。でも、2年くらい経ったある日、急に思ったんです。「私、この人達の音楽、本当に好き?」って。好きになったきっかけも理由も音楽だし、曲聴いたら「好き!」ってなるんですけど、突如今まで気にならなかった何かに引っかかってしまいました。その何かとは、盲目な「好き」の気持ちでした。自分、盲目になってない?心の奥底では本当はそんなに良いと思ってないのに、アーティスト本人たちのことが大好きだという気持ちが先走って、音楽まで無意識に好きって思っちゃってるんじゃない?そんな考えが頭の中を走るようになって、でもどうしたら本当に好きなのか確かめられるのかわからなくて、ずっとモヤモヤする日々が続きました。そんな状態でも関係なく次々に新曲が発表され、新曲を聴いてパッと「今回も好き!」って思っても、それを疑うもう一人の自分がいるという具合に、心の中で激戦を繰り広げていました。でも、Twitter上では今まで私と好きを共有してきた人達がいるから、よく分からないなりにも今まで通り好きってツイートして、そのうちそんな自分を許せなくなりました。私は当時から自分の「好き」を大切にしているつもりだったので、本当に好きなのか分からないという状況は結構屈辱で、戸惑うものでした。結局本心じゃない好きをツイートするなんて私には無理な話で、忙しくて浮上できない〜とか言いながら、Twitterから逃げました。好きかどうか分からないってどういうことだよ!って思うでしょうが、本当にわからなかったんです。今でも当時どっちだったのかははっきりとは分かりません。冷静になって、そのアーティストの傾向がだんだん私好みの音楽と離れていっていることに気づいてから、「好き」の熱量が少しずつ落ちて、今に至ります。(まあ今に至る間に邦ロックにハマるというのもあるんですが、それはまた後編で。)今はTwitterのファンアカウントも使っておらず、気が向いたら好きな曲を聴く、新曲が出たらとりあえず一通り聴いて好きと思ったものは繰り返し聴く、というようなゆるーい追いかけ方をしています。

好きでいる上で本当にたくさんのことに悩んで泣いたし、自分が分からなくなって困惑もしました。でも、人生において、これ程までに何かを大好きになって無我夢中で追いかけることなんて、そうあるものじゃないので、そういうものに出会えた私はラッキーだったし、幸せ者だなあと思います。あの時間が無駄だったとは1ミリも思いません。今の自分の「好き」はとても信頼できるものだと思っていますが、その「好き」を確立する上で、とても大切で必要な時間でした。素敵な思い出だってたっくさんあるしね。アーティスト名を出すのははばかられるので言いませんが、前のような「好き」ではなくても、ずっと見守っているし、応援しています。

では、今回はこの辺で。後編では、こんな歴史を経て確立された、私の「好き」についてお話したいと思います。

はじめまして

はじめまして、ぺんぎんです。ブログ始めてみました。私は声に出して話すよりも、文章にするのが好きです。というのは、思ったことを思ったそばから言葉にして声に出すのより、どの表現がいちばん自分の思ったことに近いのか考えるのが好きなんです。めちゃくちゃ時間かかりすが(笑)。また、小学生の時から、毎日ではありませんが日記をつけていることもあって、自己表現としていちばんいいのは、ブログという形なのではないかと思いました。普段自分の頭の中で考えていることをつらつらと文章にしようかなあと。内容をかっちりとは決めずに、ゆるくやっていこうと思います。(でもおそらく趣味の話が多くなると思います。まだ何も初めていないので分からないけれど。)頻度とかも、色々決めてしまうと多分続かないので、ゆったりと。めちゃくちゃ更新する月もあれば、全く更新のない月もあると思います。

というわけで。マイペースにやります。まだ19年しか生きていない世間知らずの大学生ですが、よろしくお願いします!